古い、そして、新しい。
本来、捨てられていくものに吹き込む新たな価値

外で風雨に晒されて、長い時を過ごした建物の壁には、その場所の歴史が刻み込まれた豊かな表情のものがたくさんあります。 しかし、そのような古い建物は、一瞬にして壊され、この世界からことごとく姿を消していきます。 そのままにしていては失われてしまうものを、私たちは内装に持ち込むことによって、今までになかった感度の高い、新しい空間をつくることを始めました。


20年間、温め続けたプロジェクトを始動。

空間の「質」について人が語るとき、いつも忘れがちなのは「時間」という要素です。 多くの場合、真新しい材料のみで空間がつくられるとき、空間も生き物と同じで、時間とともに老いるということが忘れられています。 しかし、時間という自然の作用が、むしろ空間の魅力を増してくれることがあるのを、人は結果としてよく知っています。 私たちは、創業以来20年に亘って、古いものの持つ魅力を新しい空間づくりに活かす工夫を続けてきました。現場のスケルトンの状態に場の歴史を感じることができれば、 それを生かすプロジェクトも多数実現してきました。

そうやって、長く愛される空間をつくることができると考えたのです。その効果は、私たちのつくらせていただいたお店に、長く続くお店が著しく多い、という結果に表れているかもしれません。

古いものの持つ魅力を新しい空間づくりに活かす、という私たちのコンセプトをさらに徹底するために、創業以来、ずっと温め続けたプロジェクトを始動しました。

それは、「外に在って風雨に晒され、風化したものから、心にかかるものを見つけ、それを新しい内装空間に持ち込む」というものです。 壊れゆくものを、新たにつくるものと共存させることで、重層的な時間を感じられる空間になり、より感度の高い人々を惹きつけることができるようになるでしょう。



その空間が生む効果。

いうまでもなく、空間がたくさんの人に長く愛されるために最も大事なものは、その空間を運営するオーナーの意識の高さです。私たちは、できるだけ強く、 オーナーの背中を押すことのできる空間を提供することに専念するのみですが、このプロジェクトは現在までの活動で確認してきた次のような効果を、さらに強めることができると信じています。

お客さまはまるで「自分の空間」 のように感じて、リピートする。

重層的な「時間」を感じられる空間をつくることは、どんな効果を生むのでしょう。 画像を見ていただければ、お分かりいただけると思いますが、例えば・・・、

古い、そして、新しい。
温かい、そして、冷たい。
汚い、そして、美しい。


という「矛盾」ともいえるような性質を持つ空間ができあがるのです。

ふつうは、「新しい」「温かい」「美しい」 など、誰もが同じ感想を抱くようにつくられる空間が多い のですが、このようなつくり方をすることで、一人一人 が自分の価値観で向き合うような空間になると感じます。 だから、その空間を好ましく思う人は、まるで「自分の空 間」のように感じるようになります。そして、また訪れた くなる空間になるのだと、私たちは考えています。

人と人の距離感を近づける。

フォーマルなスタイルからラフなスタイルまで幅広く受け入れて、その間に垣根を感じさせない「自由になれる空間」をつくることで、人と人が距離感を近づけ、何でも話せる、良い会話が生まれる場所になります。いつも通うカフェの店員と、オーダー前に「今日の天気はいいね!」や「昨日食べた〇〇のサンドイッチが美味しいよ」などひとことふたこと話せる間柄っていいですよね。そういうきっかけや会話は、その空間だからこそ生まれることが、実際多いです。空間があなたと顧客の前にある垣根を自然と無くします。




会社に行くのが楽しくなる。
そこから始まる"仕事が好き"。

一般的によく見られる効率第一主義な殺風景なオフィス。本来、一日の大半を過ごす場所だからこそワクワクするようなスペースや自分が誇りを持てる空間で仕事をするべきだと感じます。従来はオフィスの設備にかかるコストは経費であって、なるべくかけないほうがいいという考えの方が多かったかもしれません。確かに、そこにはあまりコストをかけずに売上を上げることができれば会社としては一番良いと思います。ですが、そこで働いているのは人であり、日により喜怒哀楽や人間関係もあります。毎日を過ごす場所だからこそ、その空間に力を持たせ、働く人のコミニケーションやモチベーション、仕事への姿勢などに反映させた方が良いと感じます。




実際に『毎日ここで働いていると(映画のよう)に何かが起こるような気がする』、『スタッフがいつも楽しそうに仕事をしている。』と依頼されたクライアントに言われます。単純なことかもしれませんが、とても大切なことです。いつもスタッフがときめきをもって働くことが、『この会社が好き』や『仕事が好き』と繋がり、そこから、会社のために尽くす思いが深まったり、スタッフの潜在的な力を引き出し、細かな意見やアイデアを生みだされる様になると感じます。結果、会社にとって長期にわたり大きな効果を生むきっかけへとなるのです。




その空間に接する人が創造的になる。
さらに、分かち合うことでクリエイティブな発想が次々と生まれる。

例えば、日本によく見られるオフィス用の長机が並べられ,磨ガラスで仕切られた.閉鎖的な部屋で行われる会議。想像するだけでピリピリと発言しにくい空間です。またそれが毎日行われる定例会議だと眠気がするかもしれません。これが木漏れ日が広がる静かな森林の中に建てられた場所で行う会議ではどうでしょうか?リラックスし、集中して行うことができると思います。腕を組みソファーに深く座る社長と顔色を伺いながら言葉を選びながら話す社員はそこにはなく、誰もがフラットでラフに接することが出来る空間がイメージできます。このような、自由に発言できることができ、リラックスできたりワクワクする様なスペースであれば会議の質も変わると感じます。新たなアイデアが生まれたり、上司も見落としている小さな声も集まるでしょう。斬新なアイデアは空間からと、近年大企業やベンチャー企業がオフィスや会議室の空間設計するのもこの理由です。




引渡し後も空間を柔軟に変化させることができる。

「自由になれる空間」になるため、スタッフの創造性を刺激し、時代の変化に合わせて、引渡し後も柔軟に変化させていくことができます。






Cliant Interview

Real Clothes(美容室) / 四元 弘忠

きっかけは、ネットで たまたまみつけた文章から。

初めて依頼をした理由は、グリッドフレームの田中さんの「汚し得る美」という文章をネットで見つけ、すごいこだわりだなと感じたんです。それで直感的に「この人だ」と思いました。実は、今まで自分がやってきた店舗の内装について、違和感を感じていました。パリで出会った「職人」のような美容師たちの影響が大きかったのかもしれません。飾り立てたり、大げさな装飾はいらなくて、無機質なアーティストのアトリエのようにしたいと思っていたんです。田中さんと出会って、話をするうちに、ちょっと難しくて全部を理解することはできなかったのですが(笑)、とにかく凄いことをやってくれそうだと感じまして、お任せしようと決めました。

ー内装について、どのようなことを大事にしましたか?

僕がオーダーしたのは、2つ。「アーティストが絵を描く空間のような、作業場にしてほしい」「一切手を抜かない、手仕事の空間にしてほしい」ということだけでした。あとはプロの方に任せようと。職人であり、アーティストである美容師が仕事をする、そういう場所にしたいと思っていました。僕がパリで出会った、【仕事に強烈な誇りを持っているプロたち。】そういう彼らの仕事場をイメージしていたんです。

ーこの空間について、今はどんな印象を持たれていますか?またインスピレーションを受けますか?

ここにいると、僕もプロとして絶対に手を抜けないと、そういう気配がヒシヒシ伝わってくるんです。田中さんたちの怨念のような強い意志が(笑)。一切手を抜かないで創り上げてくれた箇所ばかりのここにいると、身がピリッと引き締まります。どこというよりも、全部なんです。カタログから床材や壁紙を選ぶことは一切なく、この床も染みを付けたり、壊して創り上げてくれた壁も、存在感のあるロッカーも。随所にプロの手間と創造性があふれています。その全部がない交ぜになって、僕を、そしてスタッフを刺激してくれる。まったく、気の抜けない空間ですね(笑)。ここは、自分自身のように感じるんです。別の場所で髪を切ると、とっても落ち着かない。店舗であり仕事場ですが、もう僕の一部分。この空間まるごと全てを身につけていたいと思うくらいの存在になっています。 (HowScopeインタビューから引用) https://www.howscope.jp/magazine/life/998/



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物件が決まっていなくても、構想段階でもかまいません。 まずはお気軽にお問合せください。 お会いしたら、じっくりと構想をお聞かせください。 未来へ向けた空間づくりに必要なすべての源泉がそこにあります。 私たちの目がキラリンと光ったら、グリッドフレームに火がついた証拠です。 何か立ちふさがる問題があれば、それもご相談ください。 望まれればどこまでも一緒に考えます