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2014.11.04 STAFF BLOG

Tokyo Designers Week 2014に行ってきました

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TOKYO DESIGNERS WEEK、通称TDWは建築、インテリア、プロダクト、グラフィック、アートなど、優れた生活デザインとアートが世界中から集まる国際的なクリエイティブイベントです。今年のテーマは「天才万博」、その名の通り圧倒される作品が多数あり、もはや大きなアートイベントという雰囲気でした。
中でも特に興味深かった、
「建築模型とその提案書展」と「葛飾北斎インスパイア展」をレポートします。

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「建築模型とその提案書展」は「13組の建築家の模型作品と提案書を集めた特別企画展。トップの建築家が考えたアイディアが集約された「提案書」と具現化された「建築模型」を同時に展示することで、立体的に建築プレゼンテーションを紹介。個性あふれる模型作品や様々なアイディアが詰まった提案書は、来場者の感性を刺激するとともに、若手の建築家や 建築を学ぶ学生にエールを送るコンテンツ。」でした。
中は、13人の建築家の個性豊かな模型とそのアイデアでいっぱいでした。実現したもの、計画中のもの、コンペ提案のものなど様々でしたが、私が注目したのは模型を表現するときに使用する素材です。割と決まりきったものを想像しがちですが、中には丸太を堀り起こしたようなものから、アルミホイルや、発泡スチロール、完全なミニチュア、よくある紙のもの、そして3Dの映像ものまでほんとに多種多様でした。若者へのエールをビシバシと感じました!!
そして作られたものは、この人たち本当に本物の建物を作る気はあるのかと疑うほどいい意味で現実離れしたものばかりでした!というか、現物を見たいと思わせるものばかり。このぶっ飛んだ構想を実現できる制作の方や、この場をどう収めていくのかディレクションしている方にも会ってみたいと思いました。

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「北斎漫画インスパイア展」は2012年から始まったTDWでは特別企画となるインスパイア展で、2012年の伊藤若冲に続き、今年は人物のあらゆる生態をはじめ江戸の風俗文化や全国の名所風景を描いた葛飾北斎がテーマとなっている。53人ものジャンルを超えたクリエイター達が参加し、過去のクリエイターと現代のクリエイターを結ぶ企画になっています。今年は北斎漫画の初版が発行されて今年でちょうど200年になる記念の年だそうです。作者の死後もそれは出版され続け、モネやホイッスラーなど海外の画家にも影響を与えたと言われています。そんな北斎と現代のクリエイターが結ばるとどうなるのか??興味ありますよね。
実際は、漫画家からお笑い芸人、IT社長、デザイナー、ミュージシャン、彫刻家、グラフィックデザイナー、アートディレクター、ジャンルに分類できない人などほんとうに幅広い人が参加していて、みなさんそれぞれの北斎を表現していてとても面白かったです。わかりやすいものから、皮肉ったもの、ダジャレやどこが北斎!?なもの。下手に説明するより見た方が早いので特に説明はしません。
しかし、新旧クリエイターが共演のような競演のようなはたまた協演のようなものを目のあたりにすると、こちらとしても刺激を受けるしかないというか、その熱さに中てられてヘトヘトでした。

それにしても最近の展示はジャンルのボーダレス化がどんどん進んでいますね。
アートに限らずどの業態でも同じなのではないでしょうか?それを皮切りに進化しているような印象でした。固定観念を覆すのがある種使命のような感じです。進化させるべきところしっかり見極めて勝負をしていかないといけないですね。
新しいものや価値の創造は、実はこの会社何してる会社!?とわからないくらいボーダレスな方がいいのではないかというのが最近の私の考えです。

haru

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