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2015.02.23 STAFF BLOG

タツノオトシゴ

先日、国立科学博物館に行きました。
動物の進化とはほんとにすごいものだと感心至極です。

さて、その進化の過程でどうしてこんな形になっちゃったの!?の代表格は私にとってはタツノオトシゴです。
実はあんな形なのに魚類なんです!!それだけでも驚きですよね。
江戸時代まで日本ではは虫に分類されていたほどだそうです。気持ちはよくわかります。
余談ですが、タツノオトシゴの英語名はsea horseといいます、海馬ですね。
実は、脳の中にも海馬(かいば)と呼ばれる記憶を司る器官があるのですが、これは形がタツノオトシゴに似ていたことから来てるそうです。
頭の中にタツノオトシゴ・・・なかなかシュールですね笑

話をもどしますが、なぜタツノオトシゴはあんな形に進化したのでしょうか?
まずは、進化の過程で定住型を選んだことが大きく関係します。
タツノオトシゴはヨウジウオ科に属します。
ヨウジウオは体が細長く、タツノオトシゴよりは泳ぐのが得意ですが、基本的には海藻などに交じって身を隠して生活しています。
なので、縦向きになることもしばしば。尻尾は扇子のような形をしており流されないように海藻などに巻き付けることもあるそうです。
タツノオトシゴの縦向きに泳ぎ、海藻にしっぽを巻き付ける生態はここから来ているのでしょう。

タツノオトシゴとヨウジウオの大きな違いは立ち姿がS字なのとI字なことです。
また、これが一番タツノオトシゴを別格たらしめるフォルムにしている元凶であると考えます。
そこで文献を調べたところ・・・ありました!タツノオトシゴ類の馬の首に似た体形を適応によって説明できるというのです。

何々、、、
タツノオトシゴのこの特異な姿勢のおかげでヨウジウオに比べて目の位置からより遠く離れた場所にいる獲物のアミ類を捕獲できるのだそうです。
なぜかというと、まっすぐ直線にしか進まないヨウジウオに比べて、目線を高くして広範囲を見渡し、高速で最短距離を狙える(前方に進む成分が大きく、より前方に突き出せる)
そうです。
進化としてはヨウジウオがだんだん目線は同じまま起き上がっていくイメージです。(詳しくはこちらを参照くださいhttp://www.natureasia.com/ja-jp/ncomms/abstracts/35013)

どんなことにもちゃんと意味はありました。
生体のデザインというのはほんとに奥深く面白いものです。
家電製品などにも生体のデザインを模写しているものがありますよね。
バイオミメティクスと呼ぶ分野です。
簡単なもので言うと、マジックテープと引っ付き虫などですね(^^)

内装で使える機能も何かないかなと考える今日この頃でした。

IMG_0518
*写真は、この前出てきた端材がなんだかかわいくて何かに使えないか模索中の図。

haru

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