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2014.10.25 STAFF BLOG

リー・ミンウェイとその関係展

【おススメの展示】
先日、森美術館で展示されている”リー・ミンウェイとその関係展”
に行ってきました。
これは、世界中のあらゆる関係について注目したリレーショナル・アートといわれる分野のアートです。
ここでは、「話す」「贈る」「書く」「食べる」といった行為を通して参加しながら完成に向かっていく展示が行われていました。
これらの行為について改めて丁寧に考えながら行うといろんな発見がありおもしろかったです!

今回の展示ではリー・ミンウェイさんだけではなく、彼の作品の歴史的、文化的な関係やつながりを考えるため多数のアーティストの作品も一緒に展示されていました。
その中でも特に興味をもって、おもしろかったのがアラン・カプローさんの”7種類のシンパシー”です。
話さない2人の人が目配せや合図、体の些細な動きや触れ合い、勘、感覚などをきっかけにして関係性を繋ぐ実験のようなアートでした。
アラン・カプローさんを初めて知ったので調べてみると、ハプニングアートというカテゴリーの第一人者だそうです。
Wikipediaによると、、、
カプローの活動の目的は「生活と芸術の統合」であり、日常性や即興性、演劇性を取り入れた表現活動の模索であった。彼は一般人や観客を巻き込み、街中に突如大量のゴミや異物を出現させる「ハプニング」を通して、芸術と日常生活の分離状態を破り、芸術家と観客の間の境界線や、演じる者と見る者の間の区別をあいまいにしてしまうことを狙った。またハプニングを続けるうちに、演者と観客の関係のみならず、演者の身体を取り巻く場所や空間などの「環境」、街に置く物体や演者がハプニングにおいて使う道具である「装置」を意識している。
だそうです。
とても興味深いテーマです。
”作品とそれに関係してくる人との境界線を無くす→みんなで作品を作る”
どこか創造性の連鎖につながるものを感じますね。

haru

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