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2015.01.11 CONCEPT

狭義のデザインビルド

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グリッドフレームのHPの冒頭を一時期次のように変更した。

ぼくらを理解してもらうためには、デザインビルドという言葉で紹介するのが、一番分かりやすいと思うからだ。

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デザイン-ビルド(Design-Build)とは、広義には設計と施工を一つの契約でなされる請負形態を指し、

必ずしも自社のつくり手によってつくることを意味してはいません。

しかし、狭義には、自社でデザインしたものを自社のつくり手がビルドする、

さらには、一人がデザインとビルドの両方を行うことを指します。

グリッドフレームは、自社完全カスタムメイド部分を特殊造作工事と呼びます。

特殊造作工事では、鉄やステンレス、銅、真鍮等の金属を主軸に木、ガラス、左官材料、自社オリジナル素材を駆使して、

他ではつくることのできない空間を実現しています。

私たちは、日本では数少ない「狭義のデザイン-ビルド」の会社なのです。

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広義と狭義では、だいぶ意味合いが違う。

今、日本では広義のデザインビルドが急速に増えていこうとしているらしい。

日経ケンプラッツの2015年1月5日の記事では、建築業界で広義のデザインビルドが増えている現状を報じている。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/knp/column/20141226/687870/

その中で、デザインビルドのメリット・デメリットを次のように羅列してある。


【デザインビルドの主なメリット】

・設計と施工を一元化することにより、施工者のノウハウを反映した設計や、施工者の固有技術を活用した設計が可能になる

・発注業務が軽減されるとともに、設計段階からの施工の準備が可能となる

・設計時から施工を見据えた品質管理が可能になる

・施工者の得意とする技術の活用により、より良い品質が確保される

・技術と価格の総合的な入札競争により、施工者の固有技術を活用した合理的な設計が可能となる

【デザインビルドの主なデメリット】

・施工者側に偏った設計になりやすくなる

・設計者や発注者のチェック機能が働きにくくなる

・契約時に受発注者間で明確な責任分担がない場合、工事途中段階で調整しなければならなくなったり、受注者側に過度な負担が生じたりすることがある

・発注者側が設計・施工を“丸投げ”してしまうと、本来発注者が負うべきコストや品質確保に関する責任が果たせなくなる



広義のデザインビルドが導入されても、店舗内装の業界とは少し世界が異なるし、建築業界ではぼくらがやっている"創造性の連鎖"(=つくりながら考える)など望むべくもない。

だが、施工のみを担当する会社では、設計を変えられない宿命があるため、コスト意識に比べ、よい空間にしよう、というモーチベーションを得にくいところを、ひとつの会社(もしくはチーム)で設計・施工することによって、よい空間づくりへのモーチベーションが必然的に高まる結果につながるのではないか、という期待が持てる。

いろいろな制度に縛られない内装の世界だからこそできることでもあるが、「狭義のデザインビルド」は、つくり手が設計もできるという、最もモーチベーション高く空間をつくれる体制だと、この17年近くの経験により、ぼくは自信を持って言うことができる。

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